部活動インタビュー

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部活動での取り組みをインタビューしました。

東京高専では6割の学生が課外活動に取り組んでいます。部活と勉強の両立方法などをインタビューしました。

吹奏楽部|内海優汰さん 髙瀨 諒さん

インタビュー実施日|2023.12.22

入部の理由を教えてください。

内海 -もともと吹奏楽をやっていたので継続したいと思ったためです。
髙瀨 -小学生の時からトランペットをやっていて、継続するつもりはなかったのですが雰囲気がよかったので入部しました。

初心者からでも始めることはできますか?

もちろんできます。初心者は各学年1人ずつくらいで、それ以外の人は経験者ということもあり、みんなで教え合ったりしています。
またリードやメンテナンス代なども部費でまかなってもらえることもあり、サポート体制は万全だと思います。

部活動の雰囲気を教えてください。

みんな仲がよいです。年に1回、泊りの発表もあり、みんなで行きます。
ぱっとみ、どの学年かわからないくらいかたくなく、先輩からも学校生活などの情報を聞くことができます。
また他校との合同演奏などもあり、とても楽しいです。

部の目標を教えてください。

1つは、吹奏楽部の3大行事(文化発表会、くぬぎだ祭、定期演奏会)に参加することです。
中でも定期演奏会は自分たちで主催しているため、すべてやらなければならず、曲数も多いので一番大変です。
もう1つの目標は最近出席率が少し悪いので出席率を上げることです。
部内イベントを開催したり工夫をしています。

活動内容を教えてください。

様々な行事に向けて、日々練習をしています。個人練習が多いのですが、合奏中心にできるよう頑張っています。みんな主体的に活動しています。
マーチングフェスティバルに参加するため、歩きながら演奏する練習なども行っています。

活動時間と休日について教えてください。

活動時間と休日は毎年の話し合いで決めています。
今年度(令和5年度)は、平日4日間 16〜18時が活動時間で、残りの平日(前期は木曜日、後期は水曜日)と土日はお休みです。
また夏休みと春休みは平日4日間 9〜15時(日によっては17時まで延長)で活動し、休日は土日平日1日(夏休み木曜、春休み水曜)でした。
本番前になると活動日が増えることもあります。

中学校の部活動と違うところは?

部活動を引っ張っていくのが先生ではなく私たち学生だということです。
最終的には顧問の先生に確認を取りますが、活動日程や行事への参加なども自分たちで決めて、行事に参加する準備もすべて自分たちでやっているところが違うところだと思います。
そのため役職者の負担は多くなってしまうのですが、1年生以外はほぼ役職について一生懸命頑張っています。

内海 - 部長 マーチングの責任者 文化発表会の担当 広報 衣装 を担当しています。
髙瀨 - 会計 指揮者 録音撮影係 を担当しています。

すべて自分たちで責任をもってやっている分、やりがいももちろんあります!

高専生になったら部活に入った方が楽しいですか?

もちろん楽しいです!授業を受けにくるだけでは学校はつまらない場所になると思います。
やりたいことがなかったら、自分がやりたいと思うことを作ればいいと思っています。
部活に限らずとも、勉強以外に学校でやりたいことがあると、学校生活がより楽しくなると思います。

部活動をして楽しいこと、大変なことはなんですか?

楽器を吹いている時、みんなで合奏している時、ほかの高専生とつながることができた時など、一人よりみんなであわせるほうがやっぱり楽しいです。
一方、役職の仕事や、ポスター・チラシづくりなどが大変です。配布も自分たちでやっています。
また、日程調整を誤って、試験や課題とかぶってしまうと大変なので気をつけています。

勉強と両立させるために工夫していることを教えてください。

まずは勉強!授業中は眠い時でもノートだけは必ず書くようにしています。ノートは分からないところを自己解決するヒントになります。
考えても分からないところは、早めに先生に聞くようにしています。
試験前は早めに勉強をするようにしています。分からないところを先生などに聞くことができるからです。
また、先生や部内の先輩に試験問題の出題傾向を聞いたりもしています。試験では先生の出題傾向をつかむことが、効率よく勉強する鍵かもしれません。
課題も直前に詰めるとうまくいかないので、休みの日や部活がない時に時間を見つけてやっておくようにしています。どうしようもないときは徹夜でなんとか仕上げますが、次の日が本当につらいです。

最後に東京高専を目指す中学生にアドバイスをお願いします!

内海 - 東京高専はやりたいことができる環境です。
部活、勉強、資格取得、ものづくり、などバックアップの支援が他校と比べて厚いと感じています。
ただし、自分が動かないと何も得られないので、積極的に行動すると楽しい学校生活を送ることができると思います。もしやりたいことがあれば、ぜひ自分から挑戦して下さい。
後悔するかもしれませんが、得るものは大きいはずです。
髙瀨 - 5年間という長い期間を学生主体で過ごすことができ、いろんなスキルが身につき経験もできるのでとても楽しいです。
進路も幅広いし考える時間も多くあり、選択肢も多く、やり直すこともできると思っています。
志があればとても楽しい学校生活を送ることができると思います。

野球部|飯塚 穰さん 岡本 琉聖さん 白坂 湖太郎さん

インタビュー実施日|2023.12.22

初心者からでも始めることはできますか?

初心者でも大丈夫です。小学校・中学校でやってきた人が多いですが、初めての人もいます。
現在、部員は9名(1年4名)とマネージャー1名です。毎回ほぼ全員参加しています。

部活動の雰囲気を教えてください。

強豪校のような厳しい上下関係はなく、勝利に向かって皆んな一緒に楽しい雰囲気で活動しています。

部の目標を教えてください。

人間的に成長すること。
スローガンは「質実剛健(心身共に強く誠実に)」です。

活動内容を教えてください。

アップ、キャッチボール、バッティング、トレーニング、守備練習などを行っています。
コーチは平日はいないので、自分たちに必要な練習をその都度考えてやっています。コーチが来ている休日は、練習試合や実践練習等を行っています。

活動時間と休日について教えてください。

活動時間は、月水金 16時〜18時半 と土日のどちらかです。

中学校の部活動と違うところは?

やはり勉強が第一のため部活に時間を作りにくいのですが、その中でも団結してやっていけるところが違うと思います。

高専生になったら部活に入った方が楽しいですか?

楽しいです!入ることによって新しい人脈ができたり、いろんな人と関わることができます。また、縦のつながりもできるようになり、有益な情報なども入ってきます。
みんなで1つのことをやるので仲間意識が生まれ絆も深まります。
メンタルも強くなり、体力もつくので、僕たちも、やっていてよかったなと思っています。
目に見えないところがすごく鍛えられていると感じます。

部活動をして楽しいこと、大変なことはなんですか?

人数が少ないので試合に毎回出ていますが、結果がでるととても嬉しいし楽しいです。
ただ最近負けてばかりなのですが…
近くの都立高校や高専同士で練習試合することが多いのですが、国立リーグがあるので似たようなチームと闘えているような気がします。

勉強と両立させるために工夫していることを教えてください。

メリハリと計画が大事だと思うので、時間の使い方を大切にしています。できないと思うのではなく、とにかくやる!
部活の日はそちらに集中して、通学時間を大切に使って英単語の勉強などしている学生もいます。
部活で勉強時間が取れないと思われがちですが、隙間時間で集中してやることによって、レポートや課題が満載でも両立できます。
忙しくても勉強も部活も楽しんでできると思います。いつしかそれに慣れて、忙しいと感じなくなってきています。

最後に東京高専を目指す中学生にアドバイスをお願いします!

高専に入学したら、専門の勉強だけでなく、部活動などにも参加することを勧めます。
部活動でコミュニケーションが広がることで、友達も増やしていけると思います。人間としての心も鍛えられるので、社会に出たときも、あきらめない心や誠実さなどが身に付くと思います。